赤ちゃんの夏に多い病気

前回は赤ちゃんの風邪についてのお話をしたんやが、今回は夏に多い赤ちゃんの病気についてお話しまひょ。
この時期は、夏風邪、ヘルパンギーナ、手足口病、プール熱、夏季熱の以上５つに用心が必要や。
では、それぞれ説明していきまひょ。

夏風邪について
・発熱や下痢、口内炎やらなんやらの症状が主な特徴やけどアンタ、冬の風邪に比べれば症状は軽いので安静第一に考えればええでっしゃろ。

ヘルパンギーナについて
・突然４０度近い熱が出よるさかいに驚かれるでっしゃろが、１週間もすれば回復しまんねん。
この病気は食欲が低下するさかいに、喉越しのよいものや水分補給を十分にしておくんなはれ。

手足口病について
・熱は長くても３日くらいで治まるんや。
手と口と足に、小豆くらいの大きさの水疱も出まっけど、１週間もあれば自然消滅しまんねん。

プール熱について
・この病気は主にプール感染のためこのような名前がつきたんや。
特効薬はないので解熱剤を飲ませて安静にしまひょ。
目が充血して真っ赤になってしまおるけどダンはん、１週間もあれば良くなるでっしゃろ。

夏季熱について
・午前より夜に発熱する風邪に対して、夏季熱は午前中に高熱がでまんねん。
風邪と間違いやすい病気や。
涼しい部屋で、冷たいものやらなんやらを飲ませるとよくなるでっしゃろ。

これらの病気の見分け方としては、明け方から午前中にかけて熱が上がる場合は、夏季熱や。
熱のほかにのどの奥に水疱ができて食べることや飲むことを嫌がる場合は、ヘルパンギーナや。
熱のほかに喉が赤くなっとる場合は、夏風邪や。
熱のほかに目が真っ赤になっとる場合は、プール病や。
熱はでるが直ぐに下がるやらなんやらの繰り返しで手と足と口に水泡がある場合は、手足口病や。
それぞれの病気の見分け方を覚えておくとよいでっしゃろ。